青森県の市町村

木造町 つがる市 五所川原市 五所川原の宿泊施設

木造町

木造町の駅舎には，巨大な遮光器土偶が立ちはだかっている。
北の地に赴任する時，上野駅で『北のまほろば―街道をゆく41』司馬遼太郎を買い，いつか訪れるかもしれない地に思いを馳せた。その中で，司馬氏の独特の言い回しと未踏の縄文の地に立つ巨大な土偶の映像によって「木造」という地名が記憶に刻まれた。

*** 以下 抜粋 ***
「駅舎をみて、仰天する思いがした。遮光器土偶が、映画の怪獣のように駅舎正面いっぱいに立ちはだかっている。」
「津軽人一般の気質として、過剰な反省と自己嫌悪、あるいは自己憐憫や自己卑小化があるとされるが、気弱とされる津軽人も、ときに床をやぶって起ちあがるときもある。それが、この巨像かもしれない。」
*** 抜粋 おわり ***

遮光器土偶を見てみたい！仕事が終わった帰り道，駅舎に寄り道した。
冬場の仕事帰り，日暮れは早かった。夕闇にぬっそりと黒いシルエットを浮かび上がらせていた。津軽の重い空をいっそう凝縮し，身を縮め込ませる土偶が私の期待どおり駅舎に立ちはだかっていた。
・・・デジカメで撮影するも，光が無く撮影できなかった。(;_;)
<2004.12>

リンク
→駅舎の遮光器土偶
→asahi.comのニュース記事
→JR木造駅の写真

つがる市

平成17年2月11日
つがる市は，木造町・森田村・柏村・稲垣村・車力村の5町村が合併して誕生。
いつの間にか，木造町は無くなっていたのね・・・(;_;)

五所川原市

津軽地方への初めての出張で，「五所川原」という「市」の存在を知った。五所川原という地名を聞いた時，2つの地名由来を想像した。一つは，「５つの大きな川原がある」という岩木川の氾濫・蛇行の歴史にちなんだもの。もう一つは，京都「御所」と縁があることによる命名。（お公家さんが御所から赴任してきたとか・・・）
そこで，手っ取り早い方法（ネット）で検索してみると，次のような説があることが判った。

1.御所（ごしょ）という所から、御神体が流れついた川原
2.岩木川の蛇行でできた 大きな川原５ヶ所
3.天皇の住処（御所）のある川原
（JA五所川原のサイトで紹介されている五所川原市 名前の由来より）

2，3については，私が安易に想像していた説と同じで，後付けで付けられた説のようにも思える。1の御所から御神体が流れ着き，何度元の御堂に返してもまた流れてくるという話は，当時岩木川の氾濫に苦しめられた地域の伝承としてはもっともな話で，地名の由来としては重みがある。

また，財団法人 東北電気保安協会の五所川原市紹介のサイトでは，『五所川原市の地名は「岩木川上流の五所村の御所権現（南朝長慶天皇の御身体と言い伝えられる）が、度々水害で流されたが、その都度五所川原市元町あたりに流れ着いたため御所川原と言った」と言い伝えられ、現在その地は、八幡宮神社となっている。』とある。


岩木川氾濫の度にいろいろな物が押し流されて大変な思いをし，土地を切り拓いてできた場所が現在の五所川原であろう。岩木川の氾濫を治めるために，人々は普請（河川工事）を行ったのであろうが，人知を超えた岩木川の力に対して，神社を建立し水神様を祀る必要があったのだと思う。

元町八幡宮神社に祀られている御神体は，どこから流されてきたのだろうか。 言い伝えによれば，「相馬村」と「五所」である。地図で探すと「中津軽郡相馬村」に「五所」という地名があった。五所川原から約50km上流，現在の弘前市の南に位置する。改めて，治水の大変さと当時の人々の苦労が忍ばれる。＜2005.5＞

津軽半島（五所川原）の宿泊施設

津軽半島に出張した時は，いつも五所川原に宿泊している。仙台からの車のアクセス（高速インター：五所川原）が良いことと，街がそこそこ大きくて便利だからである。
定宿は，ホテルサンルート五所川原 を利用させて頂いている。楽天から予約すれば，割引料金で利用できるのは，貧乏サラリーマンにとってはありがたい。感謝m(__)m。駅前に位置し，居酒屋・すし屋が近くにあり，足元の悪い冬の道で滑る確率もぐんと減る。（私は南の国の育ちです^^;）
同じチェーン店なのだが，間違ってホテルサンルートパティオ五所川原 を予約すると，おそらく大変だと思う・・・。まだ，間違えて泊まったことは無いのだが，繁華街から離れているので・・・。
ホテルを出て一杯引っ掛けたいかたは，五所川原駅前のホテルサンルート五所川原 をお勧めします。