岩手県の市町村

岩手旅日記

◇2005.5.27


 青森から八戸まで新緑の中を東北本線で走る。初めて出会う風景にどこか懐かしさを覚える。窮屈そうに整備されたほ場に青い稲が疎らに立ち,水面に少し冷たそうな朝の空気が映っている。電車の窓が,嗅覚と皮膚の感覚を遮り、少しもったいない気分になる。
 まほろばの地を横断する旅はおもしろい。秋田新幹線に乗って驚いた。これまで山陽・東海・東北の新幹線にしか乗ったことがなかった。新幹線と言えば,高架とトンネルが路線の多くを占め,景色も単調なものとなり,そのスピードだけでなく,路線も在来線に比べて味気ないものだと思っていた。

 秋田新幹線は,盛岡を出発し,すぐに田園風景の中へ突入した。そして,在来線1つ目の駅で上り列車の通過待ちをするという。単線の在来線をちょっとおしゃれでゆったりした車体が走る,それが秋田新幹線なのである。窓の外には,これまでの新幹線で見たことのない見事な落葉広葉樹の息吹を目にする。雪解けの水なのだろうか,川には山間から水が流れ落ち,川の瀬は白い飛沫を反射させ,満腹になった水田の水は川へ落ちていく。
 奥羽の山脈超えを始めた。さすがにトンネルが多くなる。田沢湖線とじゃれあうように蛇行する川の瀬が白い。雪解けの水を含み水量が増えているのだろうか。若芽が日の光を増幅させているのだろうか。瀬の白さがとてもまぶしく,光が音を伝え音が心を癒してくれる―そんな気分になる。
 車内でメモをとっている人が目についた。私と同じで仕事のメモではないのだろう・・・

岩手を知る

岩手の地名百科 語源・方言・索引付き大事典
芳門 申麓 (著), 岩手日報社 (編集)
価格: ¥3,150 (税込)
出版社: 岩手日報社 (1997/10)
岩手県の地名2万余を収録。著者の芳門さんは,元郵便局長さん。郷土史の編纂のため民俗調査を開始。 集大成『川井村北上山地民俗誌』を執筆。

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